今回お話を伺ったのは・・。
M.SLASH たまプラザー店 店長 遠藤さん美容学生時代に入社が決まっていた友人の影響で新卒でエムスラッシュへ入社。入社後、2年でスタイリストデビューを果たし、現在は、たまプラーザ店の店長も任され、自由が丘店・たまプラーザ店の2店舗に勤務。
また、サロンワークはもちろん、コンテストや撮影になど多岐にわたり活躍しており、2023 ミルボンDA pro ノミネート/THA フォト ノミネート/ルベルIDメンズ ノミネートなど多数受賞歴更新中。2024年 #totta リアルサロンスタイル部門 ファイナリスト
2024年 HCW モデル審査員賞 古城賞受賞
2023年 THA リアルクリエイティブ ファイナリスト
2023年 ルベルID メンズ部門ファイナリスト
2023年 DA PROノミネート 等2017年以降、数多くの賞を受賞されています。
経営理念・方針を教えてください。
理念や方針、またそれを細分化した目標など、小さなことを挙げればたくさんありますが、大切にしている理念は、「人を輝かせる」ということです。もともとエムスラッシュには、「ライフスタイルコミュニティ」というお客様との関係性を表したビジネスポリシーがあります。これは、お客様のライフスタイルに深く関わりたいという思いから生まれたものです。スタッフ自身が輝いていなければ、お客様と本当の意味で関わることはできません。だからこそ、「人を輝かせる」ということを大切にしています。
この「ライフスタイルコミュニティ」というビジネスポリシーの前には、「生涯顧客」という目標がありました。美容師という視点だけでなく、もっと深くお客様のライフスタイルに関わりたいと考えました。そのためには、お客様だけでなく、スタッフ自身も輝いている必要があるという考えのもと、今は「ライフスタイルコミュニティ」をビジネスポリシーとしています。
そして、スタッフが輝くためには、それぞれが自分に合った道を見つけることが重要です。エムスラッシュでは、美容師としての道、表現者としての道など、様々な選択肢があります。例えば、学校の講師やコンテストで活躍する人、サロンワークで大きな成果を出す人、そしてお客様からめちゃくちゃ支持される人もいます。また、エムスラッシュでは多様な事業を展開しており、トリミングサロンの「アンブル」、教育機関、そして北鎌倉に第二本部(別荘のような施設)も設立しました。
私たち自身が豊かになり、その変化をお客様が感じ取ることで、「この会社は本当に進化しているんだ」と共感してもらえます。その共感が、私たちとお客様が共に成長し、共存していく基盤になっています。
求める人材について教えてください。
これは「エムスラッシュ」というより、あくまで僕個人の考えですが、これからの時代に求められるのは「柔軟な人」だと思っています。
例えば、SNSが急に流行したり、逆にアナログなものやリアルな体験が注目されたりと、トレンドは常に変化しています。そんな中で必要なのは、こうした多様な変化に柔軟に対応できる力です。特に美容業界では、何かに特化したり、ある分野を極めたりすることが注目されがちです。でも、トレンドが移り変わった後、その人はどうなるのだろう、何を糧にしていくのだろう、と考えます。
私たちの理念で言えば、「人がどうやって輝いていくのか」という部分にも繋がるのですが、トレンドが過ぎ去った後も輝き続けられる人でないと生き残れないと思うのです。逆に、何かを極めた人というのは、極めた分野以外では平均以下の力しか発揮できないことが多いという印象があります。
「柔軟さ」というのは、一見バランサー的で目立たないように思えるかもしれません。でも、すべてを80%以上のクオリティでこなせる人は、どこかで何かを極めることに繋がります。そして、ある人にとっては「この人はこれが得意」と見え、また別の人には「この人はあれが得意」と映る。その結果、どちらの視点から見ても、その人が特化しているように見えるのです。
全体的に80%以上の能力を持ち、臨機応変に対応できる「柔軟な人」であれば、どんな環境でも活躍できるし、常に輝き続けることができるのではないかと思います。そうした柔軟性を持つ人材は、これからの時代において重要な存在になると思います。
==遠藤さんは、社内に目標としている先輩がいますか?==
僕はいっぱいいます。もういっぱい。みんな尊敬していますけど、コンテストに出たりやセミナーを沢山やったりと外に出ている先輩が売上もめちゃくちゃ上げている姿を見るとやっぱ凄いなと、こう言う人はどこでも活躍できるんだなと。 結局オールマイティーなんですよね。そんな風に影響を受けている先輩は社内に沢山います。
教育について教えてください。
![](https://cmandjob-beauty.com/wprs/wp-content/uploads/2024/11/syuzia1.webp)
新卒者向けのカリキュラムについて、エムスラッシュでは「アカデミー」を導入し、1年目は営業時間内に学びの時間を設けています。このアカデミーは毎年進化していて、今年はさらに充実した内容になり、高い技術や知識を学ぶ機会を提供しており、確かなスキルを身につけています。
特に今年の1年生向けアカデミーでは、さらに強化を図った結果、お客様と積極的に会話を交わす姿が多く見られるようになりました。他の美容室では1年目のスタッフが主に床掃きをしていることが一般的ですが、当社では、店販商品の提案や、お客様の自宅でのセットやケア方法について具体的に話をすることが日常となっています。こうした「第3接客」と呼ばれる分野のクオリティが高いと感じています。
また、エムスラッシュでは、全店舗の店長が集まって行う「店長チェック」を実施しています。例えば、たまプラーザ店のアシスタントが「店長チェックを受けたい」と申し出た場合、最低でも3名以上の店長がチェックに参加する体制を整えています。エムスラッシュでは、4つのスタイルを習得するためのチェックをクリアしなければデビューできません。この厳しい基準をクリアすることで、自信を持ってお客様に対応できるようになります。その結果、デビューするスタッフは自信を持ってデビューできるので、とても良い表情で仕事をしています。
集客について教えてください。
集客は主に「ホットペッパー」をメインに行っています。そして、スタッフがデビュー後に「ミニモ」を活用したり、自分と同世代の方をハントしたりもします。また、InstagramやFacebookなどのSNSを使い、自分自身を発信することで集客につなげるスタッフも多くいます。投稿にはホットペッパーのURLを添付し、そこから直接予約を促しお客様を獲得しているスタッフも多くいます。
さらに、本部には「CC室」という内部支援チームがあり、スタッフのSNS活用をサポートしています。このCC室では、SNS運用を効率化するためのフォーマットを提供したり、活用方法を指導したりして、SNSが苦手なスタッフでも使いやすい環境を整えています。
エムスラッシュでは「これを絶対にやらなければならない」という決まった方法はありません。それぞれのスタッフが自分の得意な手段や使いやすい方法で集客を行っています。例えば、ヘアスタイルの写真を投稿して集客する人もいれば、自分のライフスタイルを発信して共感を呼び、集客に成功している人もいます。
重要なのは、自分がどのような層をターゲットにしたいのかを明確にすることです。ターゲットに響く内容を発信することで、自然と集客につながると考えています。
==自分で考えるのが苦手と言う方はどうされているんですか?==
インスタやホットペッパーでブログを書くなど、方法は沢山あるので先輩スタッフに教えてもらったやり方を実践しています。実践していくうちに、自分でこれだなと何かに気が付いた時に爆発的に伸びます。苦手な方でも最初は先輩の真似をしながら、自分のやり方を見つけていけば大丈夫です。うちにはサポートできる環境がありますので、安心してください。
キャリアプランについて教えて下さい。
僕が働いていて「すごいな」と思ったことの1つに、ママさん美容師が子どもを抱っこしながらカットをしていたこと。正直、とても衝撃的でした。一般的には、サロンの営業時間中にそういうことをするのは「NG」と思われがちですよね。でも、その場にいたお客様も「子どもを連れてきていいなんて、すごい!」と感心していました。
多くのお客様は、美容室に子どもを連れて行くと迷惑をかけてしまうという印象を持っているようですが、エムスラッシュではスタッフが子どもを連れて出勤することができるんです。例えば、子どもをおんぶしながら仕事をすることが許される環境があります。その姿を見たお客様が、「本当にいい会社だね。こういうのって当たり前じゃないよ」と感動してくださることもあります。
エムスラッシュでは、出産後も復帰しやすい環境を整えています。売上やお給料の確保はもちろん、スタッフそれぞれに合った勤務時間で働ける仕組みがあります。例えば、ある店舗の代表は10時~15時という短時間勤務で仕事をしています。それでも代表という役職を続けながら、自分の家族との時間も大切にしているんです。産休を取ったからといって役職をおりる必要はなく、むしろ短時間勤務であればその分、仕事の質を高めればいいという考え方なんです。
男性の僕から見ても、「ここなら産後も戻ってきやすいだろうな」と思います。実際、多くのスタッフが戻りたくなる職場環境だと感じています。復帰した際には、お客様にも「戻りました」ということをお伝えし、スタッフの出勤時間が限られている場合は、元のスタッフもしくは育休中に担当していたスタッフのどちらも選んでいただけるよう配慮しています。選択肢が増えることでお客様にとってもプラスになると考えています。
また、エムスラッシュには「学校の先生」というキャリアの選択肢もあります。ずっとサロンワークを頑張る人もいれば、体力的な問題や「教えることが好き」という理由から、徐々に先生の道に移行していく人もいます。若いスタッフに技術を伝えることで、美容業界を支える側に回るという選択肢もあります。
サロンワークだけにとどまらず、輝ける多様なステージが用意されています。それぞれのライフステージに応じて、自分らしく活躍できる場所があることがエムスラッシュの強みだと思います。
==29歳の遠藤さんは、10年後どういう風になっていたいですか?==
10年後は分からないですけど、代表はしてるとは思います。僕の中の目標では35歳で代表をやっているので。だから40歳だといい車乗ってんじゃないですか。でも、お店の中心でも止まりたくはないなと思っています。このまま質を高めてやっていく。で、今は僕がガーっと稼働してやってますけど、僕が動かなくても 稼働してくれるメンバーがいっぱいいたら、僕はすごくそれは組織としていいと思うので、今思えてることを次この年になった時に思える子を何人作れるかっていうことがすごく大切かなと思います。
![](https://cmandjob-beauty.com/wprs/wp-content/uploads/2024/12/slide_shop_tamaplaza2.jpeg)